windowsでrust開発環境構築 【vscode】

Windowsでrustの開発環境を作りたい方向けになります。
仮想環境とかは使用しないです。

今回の内容はrustでWebAssemblyの開発環境を作るときのステップの一つを切り出したものです。
ですので、WebAssemblyの開発環境を作りたいという方にも参考になるかもしれません。

rustのインストール

rustの本体は公式サイトからダウンロードできます。

https://www.rust-lang.org/ja

ただ、ホームページに書いてある通り、windowsでrustをインストールし、
利用するにはVisual Studio C++ Build toolsが別途必要です。

そこで、先にビルドツールをインストールします。

https://visualstudio.microsoft.com/ja/downloads/

画面ポチポチでインストールで終わると思います。


ビルドツールのインストールが完了しましたら、
rust公式サイトからダウンロードできるrustup-init.exeを起動しましょう。

1) Proceed with installation (default)
2) Customize installation
3) Cancel installation

起動するとコンソール上に上記が表示されで止まるので
「1 + enter」でデフォルトでインストールを進めます。

インストール終了後にpowershellで

rustc --version

と打てばバージョンが確認できます。PATH設定まで完了してくれます。

vscodeを開発環境として使用する

vscodeインストールはこちらからインストーラーをダウンロードして行います。

https://code.visualstudio.com/Download

いくつか選択肢が提示されますけれども、変更せずに全部「次へ」ポチポチしてOKです。
もし、気になるオプションがあればチェックを入れる感じですね。

続いてrustをコーディングするために、vscodeの拡張機能を設定します。

構文チェックの拡張機能

vscodeの左側に拡張機能アイコンがあるのでクリックしてください。


検索ボックスに「rust-lang.rust」と入力して拡張機能を検索します。

拡張機能を選択して「install」を押せばOKです。(ボタンが小さいです)

これでひとまずコーディングできる環境が整いました。

デバッグの拡張機能

「vadimcn.vscode-lldb」というデバッグするための拡張機能です。
「rust-lang.rust」同様にvscodeの拡張機能からインストールできます。

ただし、こちらを利用するには別途pythonが必要になります。
以下のURLから最新のpython 3をダウンロードしてインストールしましょう。

https://www.python.org/downloads/windows/

これで開発環境構築は終了です。

おわりに

rustはFirefoxで有名なMozillaが手掛けている言語です。

今後、WebAssemblyは様々な言語で記述できるようになっていますけれども、
その中でもrustは有力な選択肢になるのかなと考えています。

というのも、Mozillaが作った言語とMozillaが作ったブラウザがあるという事実は大きいですね。

同様にGoも気になります。

では。