
【ICP】Poked BotsってどんなNFT
ICPのNFTはどんなものがあるのか。今回はNFTプロジェクトのひとつPoked Botsについての記事になります。前回のBTC Flowerに続いて第二段です。
Poked Botsをレビューし、そもそもPoked BotsはどんなNFTなのか、所持するメリットなどを見ていきたいと思います。
また、今後予定されている第二世代Poked Botsについてもふれますので、興味のある方は是非ご覧ください。
目次
Poked BotsってどんなNFT
Poked BotsはICPのNFTの中でも序盤にでてきたNFTです。2021年11月にリリースされ「アート」として登場しました。
「最初はアートとして、その後の計画は、お楽しみ!」
で登場したので、3Dロボットの形も相まって、メタバースで使われたりやゲーム化するのではないかとフォロワーの間でやりとりされていました。計画が公開されていないのが逆に期待を高めていました。
エンターテインメントとしての展開
そして、完売後に大まかな予定が公開されます。当面は研究開発を行い、主にエンターテインメントの展開を模索するとアナウンスされました。
- ゲーム
- アニメーション
- 映画
- テレビ
同時にどの開発を行うにも1 、 2年はかかると示されました。Poked Botsに限らずゲーム分野の開発は数年かかることは通常運転なので1、2年というのは特段長い期間というわけではありません。加えてブロックチェーンプロジェクトという側面もあるので、プラスアルファで時間がかかっても違和感はないでしょう。
映画・アニメーションも同様に1、2年が見込まれています。映像のほうは、むしろリリース前から公開されていました。
最近でもテストアニメーションがTwitterで公開されているので、ひょっとすると映像のほうが先に展開されるかもしれませんね。1、2年ということは早ければ2022年末ごろくらいにはアナウンスがある可能性も。
主導しているPoked Studio
Poked Studioはイギリスにあり、Jonathan Ballによって運営されています。

インターネットコンピューターの開発言語Motokoのキャラクターもこの人がつくったとかなんとか。だからPoked Botsの中にMotokoがいるのかもしれませんね。
Poked Botsの将来性
簡単に売り出し価格からの変化そして、近く予定されている第二世代Botについて掘り下げてみます。
価格推移
売り出し価格
Poked Botsの売り出し価格は4ICPでした。当時の為替を考慮して2-3万円くらいでしょうか。Pokedbotに限らずいえることではあるのですが、プロのクリエーターのかぶりのないイラストと考えると、高い感じがしないですね。
現在価格

記事執筆時時点では、上記のような取引がされていました。日本円にして4万円以上で取引されていますね。もちろん希少性が高いものはそれ以上で取引されています。
一方で、BTC Flowerに比べると価格はマイルドな上昇です。Poked Bots自体は10000体が作られ、BTC Flowerの2009本に比べて絶対数が多いということが、ひとつの要因かもしれません。
とはいえ、売り出し価格よりは上昇しています。
第二世代ボット
第二世代Bot(Gen2)は500体のNFTが予定されています。第一世代(Gen1)の10000体に比べるとだいぶ少ないですね。
それもそのはず、Gen1複数体を合体※させて1体のGen2を得ることができます。
※わかりやすいので合体という表現を記事では使います。
イラストではなく3Dデータ
Gen1はイラストだったわけですけれども、Gen2はフル3Dになります。おそらくにはなりますが、3Dデータとして使用できる故、骨格が付属することによってGen2を自由に動かせるようになるというわけです。実際、Poked BotsではBlenderという(3Dデータを描くペイントのようなもの)ソフトウェアでデザインされているので、それにアクセスできるようになるのではと予想されます。
2-5体で合体
Gen2を得るには2-5体のGen1が必要になります。
ちなみに、合体した時搭乗しているキャラクターが一体減ります。
- Gen1 NFT x 2 = 搭乗しているキャラクターは1体
- Gen1 NFT x 5 = 搭乗しているキャラクターは4体
複数のキャラクターが乗っているGen2が欲しい場合は、Gen1が3つ以上必要です。
要は搭乗しているキャラクターが1体減る・・・生贄なのか・・・
Gen2にしたらGen1には戻れない
Gen2を取得するときに、消滅させたGen1のNFTはもとに戻りません。お気に入りのGen1はそのまま持っておくのも一つの手ですね。
レアリティ継承は無し
Gen2を取得するときにGen1のレアリティの継承が行われないとのこと。高レアリティのGen1を使ったからと言ってGen2も高レアリティにならないので注意が必要です。NRIという指標でレアリティをある程度測れるので、もしGen2狙いであれば、低レアリティの安いGen1を狙うといいと思います。
Gen1のBotタイプに注意
Gen2を手に入れるのに使用できるGen1には制限があります。種類が
- Animal
- Game
- Industrial
のいずれかである必要があります。

EntrepotのType検索で絞り込めるのでGen2が欲しい場合は、別の種類のGen1を購入しないように注意しましょう。
インセンティブはあるの?
NFTプロジェクトの中には保有するだけでメリットをもたらす、インセンティブが組み込まれることがあります。
エンターテインメントとして展開したときに特典があるかもと想像ができる一方で、リリース当初はインセンティブは特に告知されていませんでした。研究開発に長期間かかるなどが理由として考えられます。
ただし、Gen2の展開はPoked Botsを所有するための一つのインセンティブといえるでしょう。
Gen2により希少性が高まり価値が上がる
Gen2を作る過程でGen1が最大で1500体消滅します。新たに500体生まれるわけですが、Poked Bots全体で見た時は10000体から9000体に減少します。NFTの数が減少するということは、希少性があがるということにつながり、希少性は価格に反映されていきます。
第三世代は?
Gen2がきたならGen3も期待しちゃいますよね。残念ながらGen3はまだ考えていないとのことです。ただ、今後Gen2が拡張されていくのではと予想しています。ゲームや3Dアニメーションなどに使っていくには3Dモデルになる必要があるのでGen1では難しいです。Gen2のデータが必要です。
Gen2にできるGen1の種類には偏りがあります。Poked BotsにはGoleden、Bee、Food、Blakhole、etc.たくさんの種類があるので、それらをGen2にするためのバージョンアップが先に来ることは十分に考えられます。
Poked BotsはEntrepotで購入可能
すでに画面キャプチャ等で紹介しておりますが、Poked BotsはEntrepotで売買されています。
実際に購入まで考えているのであれば、以下の記事で方法を記載しましたのでどうぞ。
まとめ
- Poked Botsはアートとして登場
- ゲーム・アニメーションなどエンタメ分野を開拓する
- Gen2がリリースされると希少性が高まる
前記事ではBTC Flowerについてふれましたが、あちらは芸術作品から派生し、そのままアートによる展開を狙っています。Poked Botsはゲーム・アニメーションへの進出をねらっているので、NFTプロジェクトといってもそれぞれ向かう方向が違いますね。興味深いです。
今後もNFTプロジェクトをいくつかレビューしてみたいと思います。