【NNS】Internet Computerでステーキングして投票する方法

ビットコインと連携、イーサリアムと連携なんて話もでているInternet Computer。

  • 次世代プラットフォームであるInternet Computerで投票して方針決定に携わってみたい
  • ICP をステーキングして ICP を増やしたい

このように考えている方も少なくないのではないでしょうか

実は、方針決定とステーキングは表裏一体です

私もInternet Computerに興味があって試しに投票してみました。

そこでこの記事では、Internet Computerの投票の仕組み、
また投票にステーキングがどのように関わってくるのかをご紹介します。

記事を読み終えるとステーキングの方法投票の方法がわかるようになります。

Internet Computerのステーキングと投票の関係

会社であれば、方針は社長が決めていたりもしくは企画部などが計画したりしますが、
Internet Computerでは、投票によって方針を決めます。

 ICP を保持するユーザーであれば誰でも投票に参加する権利があります。

では投票とステーキング(staking)はどのように関わってくるのかというと

  • ステーキングをすると投票権を得られる
  • 投票をするとICPを得られる

です。

ステーキングは端的にいうと?

ステーキングとは「賭ける」という和訳ではありますが(なかなか物騒)

ブロックチェーンの世界では、ステーキングを簡単に言うと
「ブロックチェーンネットワークに貢献して、報酬を得ること」を指します。

なお、ステーキングの仕組みはInternet Computer以外のブロックチェーンにもあります。

ステーキングのリスク

ステーキングにはリスクがあります。それは ICP がロックされることです。

 ICP がロックされてしまうと、現金に戻すこともできませんし、

Internet Computerを動かすための支払いに使えません。

投票権を得るには、短くて半年、長いと8年間はロックする必要があります。

Internet Computerで開発をしたいとお考えの方は、
ステーキング用の ICPとは別に、開発用のICPを用意しておきましょう。

ちなみに期間を分けてステーキングすることも可能です。

10 ICPが手元にあるなら、

  • 1 ICP を8年ロック
  • 2 ICP を4年ロック
  • 7 ICP を1年ロック

のようなことも可能です。

ステーキングと投票のリターン

リスクを負って、ステーキングすると得られるものは投票権です。この投票権が最終的な報酬のICPにつながります。

ステーキングのリターンは投票権

 ICP をロックステーキングによってロックすると、

ロックしたICPの量に比例して、投票権を獲得します。

この投票権 を使って、提案されてくる Internet Computerの今後の方針案を可決・否決をしていきます。

投票権の行使でICPを得る

 ICP をロックしただけでは、まだ「ICP をステーキングして ICP を増やす」ことができていません。

投票権を行使するとその見返りとして ICP を得られます。

これがステーキングそして投票のインセンティブです。

逆に、投票しない人は報酬は出ません。

注意したいですね。

リターンのシミュレーション

簡単に得られるICPの量をシミュレーションできるツールがあるので紹介しておきます。

シミュレーションサイト(ICP Neuron Calculator)

というのも、

  • ステーキングするICP量
  • ステーキングを開始する日
  • ロックする期間
  • ロック解除までにかかる時間

と4項目が得られる報酬量を増減させるので自力計算は骨が折れます。

ツールの使い方

stake size

ステーキングするICPの量です。

starting date

ステーキング開始日です。

ICPのステーキングは2030年くらいまではより多く、報酬が得られるようになっています。
とくに2021~2023までに始めると増え方が変化します。
早めにステーキングした人を優遇するためでしょう。
試しに2021年からステーキングする場合と、2030年以降でステーキングする場合で得られるTotal Returnの量を比較してみてください。

staking period

これはステーキングする期間=ロック期間
好きな期間ロックします。

Dissolve delay

ロック解除申請をしてからロックを解除するまでかかる時間です。

例:ロック期間を16年、解除期間を8年

たとえば、ロック期間を16年、解除期間を8年とするとこんな感じのグラフになります。

100 ICPは337 ICPに増加するので、報酬は237ICPですね。
なかなかの増え方です。

項目を変更するごとに、得られる報酬が変化していくので、いろいろ試してみてましょう。

自分のICPを提供しているからこそ投票に真摯

Internet Computerがより良くなれば、 Internet Computerを利用する人が増えて ICPの価値が上がります。

逆にInternet Computerが使い物にならないプラットフォームになればICP の価値も下がるばかりです。

自分の保持するICPを「賭ける」リスクを背負っているからこそ、
Internet Computerをよりよくする提案を可決し、悪意ある提案を棄却できる。

うまくできてます。

ステーキングして投票権を得る方法

では実際に投票して報酬を得るまでの一連の流れを確認していきましょう。

  •  ICP の取得
  • Internet Identityでアカウントを作成
  • ステーキングの方法
  • 投票の方法

各ステップを詳細で見ていきます

ICP の取得方法

とにもかくにも、ICPがないと始まりません。

ステーキングには最低1 ICP以上必要になります。

ICPを転送するためのネットワーク手数料も加味して1.1ICP以上用意することをお勧めします。

現状ICPを取得するには、海外の取引所を経由する必要があります。

>> ICPの購入方法

Internet Identityでアカウントを作成

 Internet IdentityはInternet Computer上で利用できるアカウントです。

 Googleアカウントや、FacebookアカウントのようにいくつものWebサイトを同じアカウントで利用できるように、Internet Identityも同じ機能があります。

特に個人情報等を入れる必要はないので、まずはアカウントを作成しましょう。

>> アカウントを作る方法はこちら

ステーキングの方法

今回は一番簡単なステーキング方法として、Network Nervous System(NNS)というサービスを使って進めます。

NNS以外にもステーキングできるWebサービス(STOIC Walletとか)があったり、
Internet Computerへコマンドたたいて、実行したりと複数のやり方があるのですけれども、
NNSがシンプルでしたので紹介します。

NNSにログイン 

NNSは次のアドレスからアクセスできます。

https://nns.ic0.app/#/auth

アクセスしてログインします。

NNSにICPを入金する

ログインするとICPの口座アドレスが表示されるので、所持しているICPを送ります。

取引所から送信ください。

NEURONSタブでステーキング

NEURONSタブから「Stake Neuron」でステーキングの設定をしていきます。

ステーキングするICPを入力して「Create」ボタンを押下してください。

ロック解除までの期間が長いと投票権が増える

つづいてロック期間を決めます。

Dissolve Delayを横にスライドさせてロック期間を決めてください。

期間を長くすれば長くするほど、投票権(Voting Power)があがることがわかります。

投票権を得るには半年以上を指定しないと0のままです。

ICPをロックされるだけなのでやめておきましょう。

投票の方法

ロック期間をきめると続いて投票の設定です。
投票の方法は自動投票と手動投票の2つがあります。

自動投票

デフォルトの投票は自動投票です。

提案が行われると、かってに投票してくれるので報酬をもらい損ねることはないです。

投票し忘れや、投票自体にこだわりがなければ自動投票のままで問題ありません。

自動投票の設定

自分の代わりに投票の可決否決を行ってくれる人を確認しましょう。

デフォルトで設定されているのは、Internet Computer AssociationというInternet Computerに携わるメインの団体です。

提案は複数のカテゴリーに分けられているので、ICPの交換レートに関する提案は団体Aに、
ガバナンスの提案は団体Bにというふうに投票の代理人を選ぶことも可能です。

上記の画像はすべての提案カテゴリーで「Internet Computer Associationと同じ投票を行う」になっています。

代理人のシステムがある理由2つ

他の人の投票と同じ投票をする仕組みがある理由は2つあります。

自分の専門外の提案判断

一つ目は、自分の専門外の提案を判断しないといけないということ。

IT技術に明るい人でも経済的な提案の是非を判断すのは難しく
また、技術的な知識がない人にとってネットワーク変更などの提案を判断することも難しいです。

巨大なクラウドプラットフォームに魅せられて集まってきた人の中には、
Internet Computerに投票する人たちは何も技術者達ばかりではないですし。

提案数が非常に多い

提案内容が重なった時大きな変化が起きる時などは投票の回数が多いことがあります。

全部判断しようとすると、半年で数万件の提案を判断しなければなりません。

一つ一つの提案内容を吟味する時間は極端になくなるでしょう。

そんな時に、代わりに判断する団体を用意しておけばその道のプロフェッショナルたちが良い判断を代理してくれます。

手動投票

では続いて手動投票の方法です。

投票内容確認はNNSの「VOTING」タブから行います。

提案内容の検索

タブを開くと提案の絞り込みがありますので、検索する場合はつかいましょう。

提案一覧

画面を下にスクロールすれば、提案一覧がでてきます。

「Open」となっている提案が投票可能です。

提案内容の確認

提案を選択すれば詳細がみれます。

投票する

投票可能だった場合、詳細画面下部に「Adopt」で賛成票、「Reject」で反対票を投じれます。

ちなみに複数のステーキングをしている場合は、それぞれ投票を選ぶことが可能です。

手動投票は投票し忘れに注意

手動で投票する場合は、投票権行使をわすれて、報酬をもらい忘れないようにしましょう

まとめ

今回の記事のまとめです

  • ステーキングとはInternet Computerをブロックチェーンに貢献すること
  • ステーキングをすると投票権を得られる
  • 投票すると ICP を報酬としてもらうことができる
  • 報酬の量はシミュレーターで把握しよう

投票するなどガバナンスの仕組みを最初から備えているブロックチェーンはまだまだ珍しいです。

それに副次的に ICP も増えるのはうれしいですね。

興味のある方はぜひ、ステーキングして投票してみてはいかがでしょうか。

では。