
【Internet Identity】Internet Computerのアカウントを作ろう
- NFT購入する
- ICP をステーキングする
- DAppsの構築する
それ以外にも、Internet Computerで上のサービスやアプリケーション使おうとするとアカウントを作成してくれ~
と言われます。Internet Identityというアカウントです。
初めてブロックチェーンにふれる方にとっては
- Google アカウント 、Twitter アカウントと何が違うのか
- Internet Identityは安全なのか
と疑問をもたれるかもしれません。
この記事ではInternet Identityについて簡単に紹介し、
実際に、アカウントを作成するまでの流れや、注意点が分かるような内容になってます。
目次
Internet Identity(II)とは
改めて、Internet IdentityはInternet Computer上で利用できるアカウントです。
Googleアカウントや、Facebookアカウントに近いものです。
Google アカウントを利用して Google じゃないサービスのログインをした経験はないでしょうか。
Internet Identityも同じ機能です。
Internet Computer上には いくつものアプリケーションが作られています。
アカウントが必要になった時、Internet Identityを一つ持っていれば、
そのままログインできます。
Intenet Identityの特徴は?安全なの?

では、Internet Identityの特徴を掘り下げてみましょう
Google アカウントや Facebook アカウントで利用できるアプリ・サービスは既にがたくさんあります。
利用者が多いのであれば Google アカウントをInternet Computer上でも使えるようにするだけでいい気がします。
Internet IdentityはGoogleアカウント、 Facebook アカウントにはないメリットがあります。
Internet Identityの最大の特徴それは匿名であるということです。
アカウントの追跡防止機能
Internet Computer上のアプリ・サービスでは
アカウント追跡を防止することができ、匿名性を維持することができます。
Google や Twitter Amazon といった巨大テック企業の個人情報利用が本格的に問題視されている昨今、
Internet Identityはひとつの解決策になりうるでしょう。
個人情報・メールアドレスの登録も不要

匿名であるということは、アカウントを作成するのにメールアドレスはもう必要ありません。
もちろん個人情報も入力する必要はありません。
なんならパスワードの入力すら不要です。
Internet Identityのアカウント判別
Internet Identityで、誰もがブロックチェーン上にアカウントを作れるようになります。
しかし、メールアドレスを使わないとなるとInternet Identityでアカウントを判別する方法は何なのか。
Internet Identityはデバイス、つまりスマホやパソコンでアカウントと紐づけることで個々のアカウントを判別します。
デバイスの指紋認証や顔認証を利用し、Internet Identityのアカウント認証できます。
パスワードが不要な理由もこれです。
Internet Identityのリスク、怖いのは紛失・故障
Internet Identityの基本はデバイスとアカウントの紐づけです。
デバイスを紛失・盗難にあうと、それはアカウントの紛失と盗難を意味します。
オンラインでのセキュリティ強化がされたがゆえに、オフラインの重要性が増してます。
いざというときは、リカバリーフレーズという仕組みでアカウントを復活させることができます。
こちらも、絶対忘れないようにしましょう。
アカウントを作る準備
先に述べた通り、「Internet Identityの基本はデバイスとアカウントの紐づけ」です。
Internet Identityはデバイス(スマホやPC)から始まります。
Google アカウントに親しんでいる人にとってはむしろ奇妙に映るかもしれません。
アカウントを作るのに用意するもの
PCかスマホのデバイスをひとつ以上。できれば二台以上のデバイス。
おすすめは、iphone、androidなどの指紋センサー、FaceIDのように顔認証ができる仕組みのあるデバイスを一台。
macもしくはwindowsのPCデバイスを一台。
一応、デバイスひとつでも、できなくはないです。
ただ、デバイス紛失リスクが上昇するので、注意しましょう。
Windowsを使う人用、追加準備【Windows helloの確認と設定】

Windowsデスクトップを利用している人はセットアップ途中で「セキュリティキーをUSBポートに挿入します。」とポップアップがでてアカウント作成が進まないかもしれません。
これは、iphoneやmacのように生体認証を設定していないデスクトップパソコンに
yubikeyなどの認証デバイスを追加しろ、といっています。
ですがご安心を、Windows helloを設定することでyubikeyを購入せずともInternet Identityのアカウントが作れます。
windowsをお使いの方は先にWindows Helloが有効か確認しましょう。
Windows helloの設定

まずは、Windowsの画面下部の検索フォームから
「サインインオプション」を検索して開きます。

続いて 「Windows Hello 暗証番号(PIN)」を選択し、「追加」

設定画面がたちが上がるので、「次へ」すすみ
Microsoftアカウントの認証をしてPINのセットアップをしましょう。

お好みの暗証番号を設定して、完了です。
注意:pinでの認証を削除すると、デバイスとのひもづけを新たにやらないといけません。
アカウントを作る手順
それではアカウントを作る手順を紹介しましょう
- デバイスの紐付け
- リカバリーフレーズの保存
- 別のデバイスを追加
今回はwindows 端末の画面キャプチャで進めていきますが、
手順はどの端末でも変わりません。
デバイスの紐づけ
まずはInternet Identityのサイトにアクセスしましょう

「Create an Internet Identity Anchor.」を押下して作成開始です。

今のデバイス名がわかるように名前を付けて「Create」を押下しましょう。

しばらく待ちます

「Identity Anchor」を保存しましょう。
後で、Internet Identityのアカウントを復元したり、別のデバイスを追加したりするために必要になります。
メモしたら「Continue」を押下して進みましょう。

「Internet Identityの注意点」が表示されました。
翻訳です。
警告
Identity Anchorに接続されているデバイスが1つだけで、そのデバイスを紛失すると、そのIdentityAnchorを使用できなくなります。
さらに、iOSおよびMacOSでは、Safariブラウザデータをクリアすると、それぞれのデバイスから認証キーが削除され、無効になります。
ベストプラクティスとして、IDアンカーと少なくとも1つのポータブルオーセンティケーター(USBキー)に複数のデバイスを追加することを常にお勧めします。 ここでデバイスを追加する方法を確認できます。
https://sdk.dfinity.org/docs/ic-identity-guide/auth-how-to.html
複数のデバイス(そのうち少なくとも1つのポータブルオーセンティケーター)をIDアンカーに追加し、ポータブルオーセンティケーターを安全な場所に保管することをお勧めします。 インターネットIDとNNSの詳細については、FAQページをご覧ください。
要は、紛失リスクがあるので、複数の端末を登録などで備えてね、ということです。
また、Apple製品はクッキーに認証情報が保存されるようなので、クッキーは消さないようにしましょう。
では、画面下部の
「Recovery Mechanism Add a recovery mechanism to this Identity Anchor.」
を押下して、万が一に備えてリカバリーできるようにします。
シード(リカバリー)フレーズの保存

今回はシードフレーズを利用します。
他のブロックチェーンを利用しているひとには、なじみがあるかもしれません。
初めてブロックチェーンを利用するひとに説明すると、
ランダムに羅列された単語で、アカウントを回復させるためのものです。

この「シードフレーズ」を入力すると自分のアカウントにだれでもアクセスできることを意味するので、
絶対に紛失や盗難に合わないようにしましょう。
保存したならば次に進みます。

進むと、アカウント管理画面に入ります。
この時点で、アカウントは作成されていますので、Internet Computer上のアプリや
サービスでログインできるようになりました。
この後は、デバイスを紛失したときの対策として、別の端末も登録しておきましょう。
別のデバイスを追加
ここからは別の端末で操作します。
私はスマホを登録しました(アンドロイド端末です)
スマホから

をひらいて
「Already have an anchor but using a new device?」
をクリックします。

Anchorの入力を求められるので、先ほど作成したアカウントのメモした「Identity Anchor」をいれましょう。
identity Anchorを入れると、セキュリティキーの選択になります。
ここは使用しているデバイスによって異なる部分ですが、
androidの場合はセキュリティキーを使用する選択を求められるので、ロック画面と同じものを利用しました。
iphoneもandroidもそんなに変わらないと思います。
セキュリティキーの選択が終わると、リンクが表示されます。

リンクのQRコードが必要な場合は「Display as QR Code」を開きましょう。

このリンク/QRコードを認証済みデバイスで開くと、
デバイスの追加が完了します。
最初にアカウントを作成したブラウザでこのリンクを読み取り、開いてください。
ここからは認証済みの最初のブラウザで操作します。

「Yes, add new device」で次に進み、

新しく追加するデバイスの名前を付けて
「Add Device」で完了します。
新たに追加したデバイスから認証できるかためしてみましょう!
まとめ
Internet Identityがなんたるかと、アカウント作成方法は以上です。
最後にポイントを振り返ります。
- Internet IdentityはInternet Computerのサービスやアプリを使う用のアカウント
- アカウントはサービスやアプリから追跡されない
- アカウントはブロックチェーン上に保存される
- 個人情報を入力せずにアカウントを作成できる
Internet Computerで提供されているアプリやサービスを一緒に楽しみましょう
では。