
【ICP】BTC FlowerってどんなNFT
ICPのNFTはどんなものがあるのか。今回はNFTプロジェクトのひとつBTC Flowerについての記事になります。
2022年2月に ICP の取り扱いNFTで第1位になりました。インターネットコンピューターで最も注目されている NFTのひとつです。
この記事では BTC Flower というのは何なのか、 BTC Flowerを所持するメリットについて紹介します。
このサイトでは NFT 購入や投資をおすすめするものではないですが、 NFT 購入で迷われている方のひとつの検討材料になるようになればと思い執筆しています。
目次
BTC FlowerってどんなNFT
ICPでNFTをみてみると、様々なNFTプロジェクトを目にします。半年がたちかなりの数が増えてきました。その中でもBTC Flowerは芸術・アートに特化したNFTプロジェクトになります。
BTC Flowerは、元は2018年に描かれたフランスのストリートアートです。 NFT が流行っているからデジタルアーティストとして活動したわけではなく、もともとアーティストだった人が自分の作品をもとに NFTに展開した作品です。
作品の中には、墓石があり、BTC Flowerが墓の栄養をとって咲いているようにも捉えられるのでちょっと風刺的要素を感じる作品になってます。たとえば、既存の力のある通貨や、金融サービスの名前が墓に彫られてたりします。ちなみに実物アートにはElon Muskをネタにしている作品もありますね。
BTC FlowerはLudoの作品

BTC Flowerはフランスの作家Ludoによって作られています。Ludoは動物や植物そしてテクノロジーを組み合わせた作品群をつくっていて、白黒基調とした中に明るい緑色が目を引く作品を多く作成しています。 BTC Flowerも例にもれず、鮮やかな緑色が採用されています。
BTC Flowerの将来性
これから BTC Flowerを買おうか検討している人にとっては将来性というのは外せませんね。以前どうだったのかと今後予定されている BTC Flowerの予定をや告知をレビューしてみます。
- 価格推移位
- 種子配付
- その他の注目イベント
- Flower Power DAO
価格推移
初期の販売金額
初期は5ICPで購入可能でした。為替などを加味すると1~2万円程度で購入できたことになります。さらに早期参加者は3ICPという割引価格で購入できたそうです。
現在価格

まあ、とんでもないことになってますね。
他のNFTプロジェクトが10,000個のNFTを配布しているのに比べて、BTC FlowerはBTCの誕生にちなんで2,009本しか作られませんでした。数が少ないので需要過多になり価格高騰がおきやすいです。
加えて、2022年2月にロードマップが公開されたのも一つの要因でしょう。
ロードマップが公開、さらなる種の配布
2022年第1四半期(3/23)にETH Flowerの種の配布、そしてICP Flowerの作成が告知されました。すでにBTC Flowerを所持している人たちに対してETH Flowerの種が無料で配布されます。2022年2月に一気に注目され価格高騰をもたらしたのは、このETH Flowerの存在があるのは間違いないです。
ちなみになぜ種かというと、今市場に出回っている BTC Flowerは全て開花している状態で取引されていますが、NFTとして購入した時は、種子の形で配布されており、どんな花を咲かせるか分からない状態でした。種の形で配布することで、手にしたユーザーたちは、自分の種が開花するまでも楽しめるようにデザインされていました。そして今回もあらたな作品群として、ETH Flower、ICP Flowerも種として作られることになります。
そのほか注目のイベント
種子配布の他にもロードマップには様々なイベントの記載がありました。他のイベントについても簡単にふれます。
2022年第2四半期に
- Flower Power DAO
- DJWSの音楽NFT
- IRO Paris(アパレル)とのコラボレーション
- ETH Flower
2022年第3四半期
- 実体のFlowe作成
- Christopher AndersonのNFT
2022年第4四半期
- ICP Flower
ロードマップをみるとBTC Flowerの配布は始まりに過ぎず、プロジェクトはこれからが本番であることがわかりますね。
Flower Power DAO
BTC FlowerにはDAOがあります。Flower Power DAOです。今回のETH Flowerの配付がBTC Flower所有者に配られることもこのDAOの結果によって決定されました。BTC Flowerの将来性を考えるうえでDAOは外せません。
NFT所持者が投票権をもつ
BTC Flowerの所持者らは、BTC Flowerを使って投票を行います。今後展開されるETH Flower、ICP Flowerにも投票権が付与される予定とのことです。つまりFlower Power DAOへの参加はいずれかのFlowerを取得するだけで可能ということです。
持続可能か?
持続可能な発展をするためにはインセンティブが不可欠です。要は収益がある程度要ります。トークンエコノミーの設計情報をほとんど見つけられなかったので、確かなことはいえませんが、取引手数料がひとつの収益源と考えられます。
活動にはコストがかかる
ロードマップで予定されている実物BTC Flowerを作るにしろ、音楽NFTを作るにしろ、アパレルで服を販売するにしろ誰かが費用を負担して活動を続けられます。
最初の報酬
最初の報酬はETH Flowerです。一般販売ではなくエアドロップだったので、DAO参加者の総意としては、一般販売で資金を集めなくても、それなりに取引されて取引手数料を得られると期待しているのかもしれませんね。
DAOの意思決定は重要
人気が出て取引されるたびにLudoあるいはDAOに手数料が支払われ、芸術活動・支援ができます。そうなれば持続的に種を分配したりすることができますね。人気を維持しつづけることで、チームが継続的に活動できることはまちがいありません。これはDAOの意思決定が大きくかかわってきます。
BTC Flowerを購入できるEntrepot
ここまででBTC Flowerに興味がでてきた方はぜひ、Entrepotを覗いてみてください。いま売買されているNFTを見ることができます。
実際に購入まで考えているのであれば、以下の記事で方法を記載しましたのでどうぞ。
まとめ
- BTC FlowerはアートのためのNFT
- 作家LudoによるストリートアートのNFT化
- 今後実物アートや展示会を予定
- 様々なクリエーターが参加予定
BTC FlowerがLudoを中心にスタートしたわけですが、2022年は様々なクリエーターが参加してきます。クリエーターとDAOがどのように機能するのかにも注目です。後続のアーティストの収益化あるいはDAOの構築モデルケースにもなりえるので、個人的にはDAOの運営・活動も気になっているところです。